今回は実際の井穴刺絡についてお話致します。
まず、復習致しましょう!
”井穴”の場所を思い出してください。
指の爪の爪角より2〜3mmの位置にありましたね!
思い出されましたか?
指の図を見ましょう。
H;Hand つまり手ですね!手の井穴を表します。
F;Foot 同じように足の井穴を表します。
この部位に針を刺し点状の出血をさせることをいいます。
この点状の出血を約30滴行なうことでこの刺激が視床下部に働きかけ、
自律神経及び体制神経(運動神経、感覚神経)の亢進異常を押さえ生体の
恒常性維持に働きかけ症状を緩和し治癒へと持っていきます。
”ここで大事な事があります。”
1) 必ず血圧を測ること。
低血圧患者の治療のときは、まず左右H5F5井穴刺絡を行なってからする。
その理由は左右H5F5井穴刺絡を行なう事により、副交感神経を押さえる (すなわち交感神経を活発にすることで、血圧を上げる)事になり脳貧血を防 ぐことが出来ます。
2)心筋衰弱の患者には行わない。
3)伝染病患者、血友病、壊血病患者にも行わない。
4) 消毒アルコールで井穴部位を必ず消毒する事です。
外出先で道具がない時は,ウイスキー、ビール、焼酎をアルコールの代わりに
用いる事が出来ます。
以上を守っていただければ非常に安全な治療です。
〔1〕井穴に針を刺す要領
井穴の皮膚に針先を軽く当て垂直に1〜2mm位刺す、表皮の下の真皮層に届く
事が大事で、この真皮層の血(赤い血)を出すようにします。
血は赤い色をしていますね!(皆さんご存知ですね、バカにするな!”笑”)
この赤い血でなければ成りません、白っぽい(薄い)血は血のようで血ではありません、それはリンパ液です!!(表皮と真皮層の間にあります。)
ここが大事な事です!!真皮層まで届いていないときです。
刺針すると点状の出血をします、それから指を保持しながら消毒綿
(余分な消毒液をしぼった)で、第1関節と井穴の中間を圧迫したり緩めたり、
しながら出血させ、井穴の出血を消毒綿で拭き取ります。
これを繰り返し30〜40滴の出血を行ないます。
初めは少量しか出ない時がありますが圧迫を繰り返すと次第に出が良くなって
来ます,出が良くなると鮮紅色になり、次第に濃さが薄くなってきます。
ゆっくり出血させる事がこつです。
これで出血の行ない方がご理解できたと思います。
簡単に言えばこの出血が治療です。なーんだ簡単、簡単!!
〔2〕井穴刺絡効果の発現時間
1、終わった途端に楽になる。
2、4〜5時間後に楽になる。家に帰る頃に楽になる。
3、翌朝になって楽になる。
以上病状の程度や個人差により治り方に差があります。
〔3〕施術の実施時間および回数
1、何時行なっても良い。
2、毎日行なっても良い。出来れば毎日が良い
刺絡した日は良くても殆どの場合翌日には多少症状が戻ります。
それ故に数回の治療が必要になってきます。
しかし戻って来ても殆どの患者さんは治療前よりは良くなっています。
殆どの方は3〜5回で病状が軽減し訴えなくなります。
症状により長年に及んだ病状は多少時間を要します、(こじれたアトピー等)
少児は5〜6日で治ります。
”浅見先生の治療方法”
A、副交感神経性疾患(花粉症、喘息、リュウマチ等)
B、交感神経性疾患(胃炎,肝炎,膀胱炎,高血圧)
早ければ5〜6回で良くなる。
初め(1週目)--- 5日間 毎日
2週間目は---1日置き
3週間目は---2回/週
4週間目は---1回/週
次は---------1回/10日
総計10〜15回行なう
初め5日間治療しても全く改善の兆候が無いときは精密検査の必要あり と判断し専門医の基へ---